混ぜるな、危険 の感想

 世の中には混ぜてはいけないものが結構な勢いで存在する。塩素系洗剤とアルコールだったり、炭酸とメントスだったり、あとレモンティーにミルクも大概の人は混ぜないが、たまに好んでやる人もいるから人って面白い。そうじゃない。
 混ぜたものが素材同士だった場合、たまに新発見で美味しいものだったり素敵な科学が誕生したりすることもあるが、そうはいかない公算が高いのが上記にあげたような加工品同士だったっり、加工品に素材系を混ぜることだ。それも下手に前例があると「大丈夫そうだろう」という感覚に見舞われ、通常以上の大惨事になることもしばしばだ。例えばここにくさやとドリアンがあったとしよう、どちらもひどい臭いだが、片や中年男性の酒のアテとして、片や果物の王様として不動の地位(?)を確立している。この二つを混ぜてみたらどうなってしまうのだろう?ドリアンを例に挙げてみたが、実物を見たことがないので案外アボガドとマグロのようにマッチするかもしれないが、恐らくは最強の臭覚抹殺兵器が誕生するように僕には思える。つなぎに濁酒なんか入れた日には、それこそとんでもなくまずくて臭い飲み物(臭いをかいだだけでゲロを吐いてしまうジュース、通称ゲロジュースとする)が生成されるかもしれないのだ。たぶんだけど。
 で、ゲロジュース話はほどほどにしておいて、話はメインになる仮面ライダーTHE NEXTの感想に移るわけだが、これが上記のゲロジュースに結構近い感じの仕上がりであったということなのである。内容は原点踏襲の“怪奇ホラーアクション”ということで、ジャパニーズホラーと特撮の融合を試みたようなのだが…脚本の具合と相まって、それぞれが融和することなく、それぞれのまま主張しているような感じに思えた。
 とはいえ、ホラー部分はしっかりと怖がらせてくれたし、特撮パートは身震いするほどの出来で、前作とは異なった意趣を持ちながら、それでいて前作を全面的に超えてくれた(特にV3が後半の戦いで見せた反転キックは、ワイヤーとCGを使った特撮アクションの持つ利点をフルに発揮していた)、脚本は………まぁ、井上はやはりアニメ向きなんじゃないか、と(なんだそれ)。それでも主役3人のキャラ立ちはかなりしっかりしていて、TV版新1号編を意識した少し明るい本郷、少ない出番で強烈な印象を残す一文字、高い社交性を持ちながらどこかニヒルな志郎と、そのどれもがちゃんとヒーロー足りうる者として描かれていた。
 正直上映館も少ないので、高い電車賃とチケット代を払ってまで、見る価値があるか、といわれれば怪しいところはあるが、見応えそのものは十二分にあったので、原典のファンならば是非スクリーンで見ることをお勧めしたい。(まぁ、勧めたところで懐が潤うわけでもなんでもないのだが)

 あ、あと続編が決まったというのはガチなんだろうか?

10月マンスリーライブ感想                                

先月はポアロ寄席だったのと見た人用にしか感想が書き様がなかったのでふっとばし。4時終わりの授業の後なので久しぶりに後方からの観覧。

んでトピックは
・冒頭恒例吉鶴くんいじり。愛用のジャージは観客プレゼントに。「大事に使ってね」じゃねーよ。
・ベスト盤発売間際のプロモーション話。アニパラ音楽館でのトークでしか出番のなかった遠藤正明は弁当食いまくり。あと無茶苦茶絡みづらく、あげくキャッチーでないと痛烈批判されネガティブキャンペーンに。
・結論→新録はニコニコ動画で聴け
・あと遠藤のチンポは勇者王
・遠藤面倒くさい話から更に転じてラジオで競演している杉田智和かなりヤバイ話に。「頭がヤツを処理しきれない」とは伊福部の弁。
・JAMはメンドイやつの集団。
影山ヒロノブ曰く「ドラゴンボール」=売れる前、「〜Z」=売れた後。それに対するポアロの反応「自分乗っかったほうやないか!!」
・平日ということもあり客の入りが70強だったことに対し、「このくらいがやり易い」発言。「客は要らない、金ならある」は名言。
・後何分に山本麻里安が来たことで2CHのポアロスレ大荒れの事態に言及。
・鷲崎来年で35という話で「30後半はもうオナニーしない」と伊福部。30後半は不倫か部下を抱くらしいが、それができないのはおっさんの指標を後藤隊長にしたからだと結論付ける。
・伊福部、仕事帰りのタクシーの中で運ちゃんにスポーツトークを振られ、まったく分からないが合わせに行ったため、図らずも逆接待タクシーに、結果運ちゃんと仲良くなる。

 といった感じに。
曲はベスト盤に収録される新曲と新録カバーの「SuperGirl」他一曲。
 一回丸々特別版でライブをやられると、トークオンリー回も意外と苦にならないことを発見。
定期的になるといいなぁ〜、ポアロ寄席。