人生の九割九分

[漫画]バイトの給料が入ったので


最近買った色んな本の感想でも、

 言わずと知れた不朽の名作を炎の漫画家島本和彦が読み解く!!…と言った感じの内容。夏目房之介の様な漫画評論家が書いたものとは違い、どっちかというと「ジョーマニアが読みながら色々考えてたらなんかたまたまたどり着いちゃった答えを文章にしてみました」と言った感じのもの。しかしそれ故に奥の深さを感じさせるものとなっている。個人的にはジョーは通しで一回ほどしか読んでないが、その時思ったこととかなり近かったのには少々驚いた。初めて読んだときの「カーロス戦での再起」と「ホセ戦の後のグローブ渡し」でなんとも腑に落ちなかった理由が判明したのは正しく目から鱗と言えよう。ホセの判定勝ちの理由にもうなずけた。そりゃ仕方が無いよな…

 同じく島本和彦の作品、十数年前の作品の復刻版で、フィギュア(ガレージキット)を取り扱った作品としては最古に近いのではないか?と思われる。現在よりもフィギュアに対する敷居の高かった時代に描かれたものだからなのか、いつもの島本作品とは何か違う空気を感じる。どちらかと言うと「挑戦者(チャレンジャー)」や「デスパイ」の部類のように思えるのだが…主人公のキャラか?よく分からん。

 ドラえもんと同時期に描かれた藤子・F・不二雄の作品。覚えている限りでは、十数年前のてんとう虫コミックのリストで見かけたっきりのものだったが、気がつけば文庫化されていたので即ゲット。頭から尻尾までF節まみれで藤子濃度の高く、ルーチンながら見ていて飽きの来ない良作。主人公のみきお(ミキオ)やその家族や友人たちも、他の作品で見かけたような配役で、話し運びも似たような感じではあるが、それでいてオリジナリティをビンビンに感じるのは不思議で仕方が無い。30年以上前に描かれたものなのに古臭さを感じさせない理由もまた、藤子の魔力なのかもしれない。

他にも色々買ったが、疲れるのでとりあえずここまで。続きは……まぁ…ねぇ?(ねぇじゃない。